簡単に自動売買ができるエコトレFX

エコトレFXとは?ひまわり証券が提供

ひまわり証券が、2009年1月からデモ取引版で提供を始めたシストレツールが「エコトレFX」だ。あらかじめ複数の売買システムが用意されており、利用者はそのなかから、自分で「これでトレードしたい」と思ったものを選んで、運用することができるというものだ。

 

もちろん自動売買の運用である。利用者は売買モデルを選び、通貨ペア、インターバルを設定するだけで、自動売買が可能になる。こちらも利用料金は無料だ。また、実際の売買を始める前に、シストレロ座のデモ取引によって、仮想資金での自動売買を行なうことも可能になっているから、試してみるといいだろう。

 

現在、用意されている売買システムの数は約100種類。株式会社オスピスがつくったもので、それぞれの売買システムについては、損益曲線などのパフォーマンスとともに、かなり詳細な考え方や売買サインの出し方が公開されているので、自分の投資スタンスに合ったものをじっくり検討して選ぶことができるのが特徴だ。

 

「現在、公開されている損益曲線などのパフォーマンスについては、デモ運用ベースのものですが、過去のデータから最も不利なレートで売買が行なわれた場合を想定した非常に保守的なシミュレーションになっていますから、データの信頼性はかなりのものだと思います」とひまわり証券営業企画グループの小林氏は語る。

 

また、「エコトレFX」の本格サービス開始に先立って、前述した「tradesignal」によるシステムトレードコンテストが開催されており、その成績優秀者については、「エコトレFX」のシステムープロバイダーとして採用される予定となっているほか、第二フェーズでは、海外のシステムープロバイダーをラインナップすることも計画されている。

 

「エコトレFX」で売買システムを選ぶに際しては、勝率や損益などの評価項目や、売買モデル、通貨ペアなどから検索することもできるし、ランキングも多数用意されているので、それを用いて、自分が望むシステムを選ぶことができる。

 

ランキングは、ユーザーの登録数でのランキングに加え、総利益額や勝率でのランキングも一覧でき、エコトレFXは、第一に初心者でも使いやすいということに狙いをおきました。したがって、マニュアルなしでも感覚的に、誰でも簡単に使えるような工夫をしています

 

イメージとしては、低レバレッジのFXを活用した投資信託・というふうにとらえてもらえるような、身近なものに育てたいと考えています」。FXトレードを行なうにあたって、利用者が最も望んでいることは、いうまでもなく利益が上がることである。

 

それは、自分自身で行なう裁量トレードであろうが、シストレツールを活用したトレードであろうが変わりない。

 

その意味では、今後、シストレツールを活用したトレードが広く普及するかどうかは、「利益が上がる良質な売買システム」をどれだけ充実させることができるかどうかにかかっているといえるだろう。

 

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外国為替市場は感謝祭の祝日で休場。海外勢による資金流入が限られることになるため、膠着感の強い相場展開が続きそうである。昨晩、フィッチはポルトガルを「BB+」に格下げし、朝方にムーディーズがハンガリーを「Ba1」に格下げしている。欧州債務危機の悪化が嫌気されることになろうが、米系からの資金流入が期待できない分、大きな波乱にはつながらないであろう。ユーロ安、ドル高、円高の流れは変わらないであろう。FX投資家にとって一休みできる為替相場展開となることが予想される。